マテリアルとデザインの設定
お好みのマテリアル(生地・素材)を選んで頂き、デザインの指示を伺います。さらにお客様とのきめ細かい打ち合わせで、よりトレンドに、よりダンディに、アドバイスさせて頂くことも。お客様だけの「いい服」のイメージをはっきりとした形でとらえておく大切なポイントです。
(例えば、雑誌等でご覧になったデザインのアレンジ型や生地違いなどのプランもご相談ください。)
採寸
お客様の体型を数的に把握するために、身体各部の必要な寸法をはかります。この採寸によって、お客様だけにジャストフィットする服作りが可能になるのです。すなわち「いい服」を手に入れるためのもう1つの大切なポイントといえます。
地伸し
裁断・縫製に取りかかる前に、マテリアルの収縮やズレを修正し整えておく作業です。これによって着用後のくるいを防ぎます。
パターン作成
採寸により得られた数値を元に、個々のお客様の体に合わせた型紙を作成します。当店では他とは異なり、パターンの基本型となるゲージの段階からお客様ひとりひとりに合わせて新たに作り、イタリア・フランス流のスリーセクション方式を採用。このことにより、フィット感は格段上に仕上がり、お客様のイメージされたライン、スタイルをより確実に実現します。
仮縫い・フィッティング
本縫いの前に、でき上がりと同じようにしつけ糸で仮に縫います。これを体に合わせてみて頂き、シルエットの補正やデザインの最終的な補正を行ないます。既製服やイージーオーダーにはない、優雅な気分を味わって頂けることでしょう。
くせ取り
平面の布地を、アイロンの操作で立体化します。熟練した職人の技であり、仕上がりを左右します。
芯すえ
芯地の立体感を消さないよう、細心の注意を払いながら、身頃をよくなじませてしつけます。
八刺し
衿部に用いられる八の字型のしつけ。表地と芯地をぴったりなじませることができ、延べ2.400回もの針さばきにより成しえるもので、衿の素晴らしい風合いをかもし出します。
脇合わせ
前身頃と後身頃を合わせます。美しいシルエット、イメージしたデザインを実現する重要な作業です。
肩合わせ
肩合わせは、当店独自のテクニックで、お客様の肩のラインに応じたシルエットを生み出す工夫をしています。
袖付け
計算された縫製テクニックにより、動きやすくナチュラルなラインの袖付けをします。
プレス
各工程を経て出来上がった作品を整え、美しく仕上げます。
最終チェック
お客様にお渡しする前に、ご注文を承った担当者が細部まで再チェック。万一気になる点があれば、再度やり直し、納得のいくものに仕上げてからお渡ししています。
完成納品
お客様にお渡し致します。